はじめての方へ
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社会福祉協議会は、人と人とのつながりを持ちながら、生き生きと暮らすことができる、「ともに生きる豊かな地域づくり」を目的に活動しています。
活動には地域住民、福祉委員、民生委員、福祉施設、社会福祉法人、企業、行政など地域のさまざまな人たちが関わっており、活動に賛同する方からの会費や寄付、自治体からの委託金で運営する民間非営利団体です。
琴平町社会福祉協議会(以下、琴平社協)は、1983年の法人化から本格的に地域の社会福祉問題に向き合ってきました。
琴平町は金刀比羅宮を中心とした観光のまちで、観光業に従事する単身者が多い、観光のまち特有の問題を抱えていました。その方々が高齢となり食事に困っていたことから始まった活動が、食事の宅配サービスです。月曜日~金曜日までの毎日の食事サービスは、厨房設備を持つ琴平社協の強みです。宅配で高齢者のご自宅を訪問したことで、一人一人のお困りごとのニーズをキャッチすることができました。これによって、それぞれの人に合ったさまざまな支援を展開することにつながったのです。
時代とともに社会福祉のニーズは多様化し、今は高齢者や障がい者だけでなく、若い世代にも生活困窮の問題が深刻になりつつあります。
そのような時代の中、私たちは改めて
「あきらめない」
「制度にとらわれない」
「どうすれば解決できるか考える」
という原点に立ち返り、支援を必要とする方の声を拾い上げています。
また、近年は地域の課題に自ら気がついて地域活動を起こす若い方も増えてきました。私たちは若い方々の「やりたい」という声を大切に、地域の人へと橋渡しをしたり、広報活動を応援したりとバックアップしています。それらの活動は、また誰かの助けにつながり、社会福祉の輪が広がっています。
私たちはこれからも地域のみなさんとともに、住み続けたい、住んでよかったと思える琴平町を目指して活動していきます。
まずはみなさんが悩んでいることを私たちにお聞かせください。「生活が不安」「制度の手続きが分からない」「食べるものが何もない」など、どんなことでも構いません。早期に相談にいただくことで問題の深刻化を防ぐこともできます。どんな悩みごとも受け止めて、一人一人に合った解決方法をみなさんと一緒に考えます。
小さいまちだからこそ、お互いの顔が見えることが琴平町のよいところ。
一人一人が役割をもって社会に関わり、互いに助け合える地域共生社会を実現します。
社会福祉について知ってもらうための出前講座やセミナーを開催したり、地域活動を支援したりしています。福祉教育は将来の社会福祉の担い手づくりにもつながっています。
だれもが安心して自立して暮らせるように、食事・買い物・移動などの生活支援や、介護が必要な方へのを支援を行っています。一人暮らしの方の最期の見守りや手続きもお手伝いします。
災害が起きたときに互いに声をかけ合い、命が守れるような仕組み作りに取り組んでいます。どこに誰が住んでいるかのマップづくりや災害ボランティアの運営訓練は活動の一例です。